たけしの家庭の医学『めまい』 漢方4月24日放送内容は!

 

夫に先立たれてから、謎のめまいに襲われた女性。

最初の症状は、ふわふわするめまいだった。

しかしそれはすぐに収まり、特に気にすることもなかったが、翌日もめまいに襲われ、成人した長女に付き添われて耳鼻科にかかった。

一通りの検査をしたが特に異常は認められず、夫の葬儀で忙しかったことなどでストレスであろうという診断をもらい、服薬して様子を見ることにした。

長女も若いころにめまいを患って治療したことがあるから、母が苦しんでいるのを何とか助けたいと思って、いろいろと手を貸していた。

メールで様子を聞いたり、週に一度は実家にきて母の様子を見るなどしていた。

めまいはなくならず、長女は診察をやり直してもらうため、同じ病院に出かけた。

精査したが異常は認められず。

めまいは頻繁に起こるようになり、引きこもりがちになった。

そのめまいは、ソファーに横たわっているとき、誰かに手を引かれているときや、ショッピングカートを押しているとき、リハビリのために通っているプールの中では起きなかった。

最初のめまいが起きてからおよそ一年が過ぎようとしていた時のこと。

長女が母のめまいのことについてネットで調べていると、過去に自分が受診したことのある大学病院の医師の名前を見つけた。

これもなにかの運命だと感じた長女は、母にもう一度、その医師に診てもらうように説得する。

その医師は丁寧に問診を重ね、細かな検査を行って、病気の可能性を一つずつつ潰していった。

 

  • めまいには耳に起因するもの
  • 脳に起因するもの
  • ストレスに起因するもの
  • その他の原因に至ってはそれこそ無数の原因が存在する。

医師は女性の平衡感覚を確かめたのち音叉をもちいて骨振動の検査を行った。

足のくるぶしに音叉を当て、女性が振動を感じないと言ったときに、
脊柱狭窄症という病名を導き出した。
 

 

 

一見すると耳鼻咽喉科で聴力が失われたり、聞きづらくなった場合にめまいが起きると第一次的に聴覚の異常と判断がされますがこの場合に原因がない場合には今度は、脳をMRI,CT等で頭の内部の異常を調べます。

それでも原因が不明の場合には「心因性」という判断になり事実上、原因不明という形で処理されます。

今回のめまいの原因はそれ以外の原因というもので・・・

まず聴覚、視野、平衡感覚、脳などをやはり一般的に調べたのちに、めまいが起きるときばかり注目していたものを、今度は「めまいが起きていない場合はどうか?」という逆の診断を行いました。

 

めまいが起きないときは誰かが隣にいて支えになっている状態、スーパーマーケットの荷台のカートを押しているとき、という状況があると報告を受けた医師はこのことから、

「何も支えない状態が弱い」ということに注目。

 

そのことから
目をつむらせて片足バランスを患者様に取らせてみたところ、転倒しそうになりました。

このことから
足の感覚野が弱くなっており、足の知覚、足の裏が感じなくなっているのではないか?と検討を付け始めました。

この感じにくいという要素は神経であると特定しえることで、その検討をつけるために、音叉をたたいて震えている状態で足に触れさせて、その刺激や震えを患者の口から感じているかどうか?を精緻的に絞り聞く形で判定をしました。

 

本人は震えた音叉が当たってもいても感じないことから結果的に原因は
「脊柱管狭窄症」という診断名になりました。

 

この病名は一般的には腰痛や疼痛、しびれ、という感覚異常であることは知られていますが、めまい、という状態もこの脊髄が圧迫されることにより起こるということがあまり知られていませんでした。

 

たけしの家庭の医学の患者様は
疼痛や腰痛という反射ではなかったため診断がつかない状態でした。

 

足を支配している脊髄の場所のレントゲンを見ると圧迫が見られており、そこから検討をつけて現在漢方薬の治療により緩和という形を得ていました。

なおこの病名診断をつけて下さった医師は帝京大学付属溝の口病院の方でした。