2019年8月31日放送のサワコの朝。
ゲストは村木厚子さんでした。

 

元厚生労働事務次官の村木厚子さん、2009年に冤罪事件で逮捕されてから10年。

壮絶な経験と当時の心の内をお話ししてくださいました。

 

あきらめない 働く女性に贈る愛と勇気のメッセージ (日経ビジネス人文庫)

村木厚子さん冤罪逮捕のその日

村木厚子さんが冤罪で逮捕された2009年は官僚の不祥事が連発していました。

「正義の味方でいたかったのでしょう。権力と戦っている自分たちを見せたい、という風な」
村木厚子さんは当時を振り返ってそう語っていらっしゃいました。

大阪地検特捜部に呼ばれたその日に逮捕された村木厚子さん、家族に逮捕されたことを何とか伝えたいと、旦那様に「たいほ」と三文字のメールを送られました。

そして逮捕後、164日の拘置。

心折れることなく無罪を勝ち取りました。

164日といえば、約半年。その長い時間をしっかり自分を見失わずに持ちこたえられた精神力はすごいの一言です。

 

 

村木厚子さん拘置所での生活

 

拘置所のプライベートスペースは、畳三畳。

トイレ、小さな洗面台、小さな机があります。

荷物は小ぶりの旅行鞄一つ分だけ持ち込みを許されています。

食料、石鹸、シャンプー、下着などはマークシートの注文票で購入することが可能。

お風呂はストップウォッチで計られた15分きっかり。

食事の内容は麦ごはんを主食に、みそ汁と数品のおかず。

季節感や栄養バランスは文句なしで、秋の初めにさんまの丸焼きが出たことに村木厚子さんは驚かれたそうです。

村木厚子さん、規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事ですごく肌がきれいになったとお話しされていました。

 

拘置所生活、思わぬ効能もあったのですね。どんな悲惨な環境でも嬉しいことを見つける姿勢、見習いたいものです。

 

 

村木厚子さんの最新の出版本

2018年8月出版↓

日本型組織の病を考える (角川新書)

 

村木厚子さん心の支えは応援の声

村木厚子さんが取り調べ中に検事さんから言われた中で聞き逃せなかった言葉は
「執行猶予が付けば大したことないじゃないですか」というものだったそうです。

「検事さんたちの考え方は狂っている。」と、村木厚子さんの泣きながらの抗議に検事さんたちも
「確かにそうだったかもしれません」と反省。

「閉じられた世界にいると常識がずれて行っても気づきにくいですよね」
と、村木厚子さんは振り返っていらっしゃいました。

 

村木厚子さんご家族(旦那さん娘さん)の支え

そんな拘置所生活を支えてくれたのはお友達や仕事仲間、ご家族からの応援の言葉、そして娘さんたちの存在だったそうです。

今自分が頑張らないと、娘さんたちが将来何かあったとき頑張れないのではないか、そんな気持ちが村木厚子さんに力を与えました。

そして旦那様が、家事も経済面もしっかり家族を守ってくれているという安心感も大きかったそうです。

お父様は「やっていないのだから最後まで毅然としてろ」と村木厚子さんを信頼してくれたとのことです。

村木厚子さんが自分を貫き通せたのはまわりの人たちの心の支えがあったからこそなのですね。

ここで村木厚子さんの「今、心に響く曲」が紹介されました。
曲は、いきものかかりのYELL。

YELL/じょいふる


冤罪が晴れて職場に復帰したころ、残業が終わって家に帰るときにタクシーの中でよく聴かれていた曲だそうです。

 

村木厚子さん現在の活動『若草プロジェクト』

村木厚子さんは現在、客員教授として津田塾大学などの大学で教鞭をとる傍ら、瀬戸内寂聴さんらと「若草プロジェクト」という活動に情熱を傾けていらっしゃいます。

若草プロジェクトは、
虐待等、家庭内の事情などを生き抜いてきた生きづらさを抱えている若い女性をサポートする目的で立ち上げられました。

村木厚子さんは「資金集めに走り回っています」と笑顔でおっしゃっていました。

 

 

 

>>若草プロジェクト

 

新しい人生の幕を上げられたかのような転身を遂げられた村木厚子さん。
若草プロジェクトは小さいシェルターをも持った団体なのだそうです。
村木厚子さんらの活動がすくすく育っていくことをお祈りします!

 

自分の「ものさし」で生きなさい