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漢字とひらがなの使い分け方!漢字を開くとは?【ビジネスマン必読】

漢字 ひらがな 使い分け

漢字とひらがなの正しい使い分け方・ポイント解説
「漢字を開く」とは?
意外にみんな知らない・間違えやすい漢字の使い方です。
【ビジネスマン必読】

日本語には「漢字・ひらがな・カタカナ」があり、間違って使うと評価を下げてしまうことがあります。

例えばビジネスメールなどでは知的に感じられるよう漢字を多用しがちです。

しかし

“漢字を使っとけばすべてOKではない!”

あえて漢字をひらがなに変換するときがあるのです。

微妙な言葉遣いでコミュニケーションを図る日本人にとって、ビジネスがうまくいくためには、正しい文章を書く必要があります。

学校ではほとんど教えられない、漢字をあえてひらがなに変換すること(漢字リスト)を知っておきましょう。




漢字とひらがなの使い分け【ビジネスマン必読】

漢字 開く

「漢字を開く」とは?

“漢字を開く”とは、漢字があるけどひらがなで書くことをいいます。

常用漢字だけど「かな書き(ひらがな・平仮名)」に変えるのは、
■形式名詞(もの、こと、ところ、ほう)
■副詞(じつは、すでに)
助詞(くらい、など、ほど)
■複合動詞のどちらか一方(走りだす、とり入れる)
補助動詞(ください いく)
などです。

 

形式名詞はひらがなで書く

形容名詞とは、それ自体に意味がない用語です。

  • こと
  • もの
  • わけ
  • はず
  • うち
  • ところ
  • つもり
  • ため
  • ひと
  • ほう
  • とおり

これらの「形式名詞」はひらがなで書きます。

補助動詞はひらがなに変換する

人気YouTuber「東海オンエア」のサブチャンのこの動画の概要欄に、元小学校教師をしていた虫眼鏡さんが、漢字とひらがなの使い分けに関する知見を紹介されています。

学校教師だった虫眼鏡さんの情報

【補助動詞はひらがなに統一】

・「食べて行きましょう」→「食べていきましょう」

・「行って下さい」→「行ってください」

・「飲んで見ましょう」→「飲んでみましょう」

・「寒くなって来ましたね」→「寒くなってきましたね」

明らかに違和感のある例を挙げたんですけど、動作が一つしかないときは漢字になる動詞も一つってイメージです。

補助動詞とは?

補助動詞とは、他の動詞のあとについて、付属的な意味を加える働きを持つ動詞のことです。

例えば…

来てください来て:動詞
ください:補助動詞
考えてみる考えて:動詞
みる:補助動詞
続けていく続けて:動詞
いく:補助動詞

この「補助動詞」をひらがなにします。

 

(余談)漢字をひらがなに変換する意外なメリット

余談ですが、特に女性におすすめな情報です。

今回紹介している漢字とは関係なく、漢字をあえてひらがなで書くメリットがあります。

いつも業務連絡などの律儀な関係性でやりとりをしている方に、相手とちょっとくだけて話せる雰囲気になった時、あえて一箇所くらい漢字ではなくひらがなにします。

すると形式上の堅い文章ではなく、ちょっと打ち解けた印象になるので、楽しいコミュニケーションができますよ。




【行政機関】公用文における漢字使用の指示内容

漢字を使うか?
ひらがなを使うか?

内閣から発表されている公用文における漢字使用の指示があります。

公用文における漢字使用等について
1 漢字使用について
(1) 公用文における漢字使用は,「常用漢字表」(平成 22 年内閣告示第2
号)の本表及び付表(表の見方及び使い方を含む。)によるものとする。
なお,字体については通用字体を用いるものとする。
*引用元:公⽤⽂における漢字使⽤等について

漢字 ひらがな ビジネス文書

 

 




漢字とひらがなの使い分け事例一覧・どっちが正しい?

ビジネス 漢字

以下にピックアップした漢字は、ひらがなにして使うことが多い漢字です。

しかし、毎回変えるとは一概にいえません。

その時々の状況によって、自分で判断して適切に使い分ける必要があります。

はっきりしたわかりやすい答えがないので、学校でも教えられないとも考えられます。

日本語は難しいですね。

そこで今回は、文部科学省が発行した「中学校国語科用教科書」と「大人のマナー常識」に表記されていた文章をご紹介します。

 

「頑張る・がんばる」漢字とひらがな

がんばる今日もがんばりましょうね♪
頑張る仕事を頑張ります。

ひらがなの「がんばる」と漢字の「頑張る」の使い分けはシンプルで、ビジネス用語としては漢字の「頑張る」を使います。

新聞などでもほとんどが「頑張る」と表記。

ひらがなの「がんばる」は、仲が良い人との会話や物語などのラフな文章で使用します。

「下さい・ください」漢字とひらがな

くださいリズムを感じてみてください

確認してください

気をつけてお越しください

下さいコーヒーを下さい

しばらく時間を下さい

ひらがなの「ください」は補助動詞で、お願いするときによく使います。

漢字の「下さい」は動詞で、何かを欲しいときによく使います。

「行く・いく」漢字とひらがな

いく学んでいく

追っていく

蔵書を増やしていった

ずり落ちていった

生きていく

つきあっていく人たち。

行く百歩も行かないうちに。

 

「言う・いう」漢字とひらがな

いう花といえば桜をさすようになった。

「薊」という漢字。

外来語という

公開初日だというのに、

言うどうしてって言われても…。

どこかを見つめて言った

立派な社会人と言える

 

「見る・みる」漢字とひらがな

みる作ってみよう

書き出してみる

見る相手を見た

~しているかのように見えた

 

「事・こと」漢字とひらがな

こと和歌に詠まれることが多い。

伝えることが大事。

話すこと、聞くことが大事。

わからないことは相談しよう。

書くことが好きです。

大変なが起きた。

とりあえずを見守ろう。

ひらがなの「こと」は形容名詞であり、それ自体に意味がありません。修飾する言葉にくっついて成立します。

漢字の「事」は、いろんな出来事を意味している言葉です。「事態」と置き換えられるなら漢字の「事」を使いましょう。




「時・とき」漢字とひらがな

とき短編を読んだときのことです。

このときは結局、

案内するの基本は、

 

「御・ご・お」漢字とひらがな

接頭語の「御・ご・お」

ご・おお名前

ご住所

お客様

ご説明させていただきます。

お断りしております。

ご挨拶が遅れまして、

お手数ですが、

御中御社

 

「来た・きた」漢字とひらがな

きた美意識を育んできた。

学んできた

出てきたのです。

伝わってくる

雨が降ってきた

調べてきた

来た東京に来た。

銀行に来た。

 

「初めまして・はじめまして」漢字とひらがな

はじめまして*フランクな関係ならひらがな。相手に親しみを込めた印象を与えることができます。
初めまして*ビジネスなら漢字の「初めまして」がおすすめ。

漢字は「始めまして」は1回目を始める意味なので、初めてという意味の「初めまして」の漢字が正確。

印象の問題はありますが、結論はどちらでもOK。

「致します・いたします」漢字とひらがな

いたします頂戴いたします

よろしくお願いいたします

致します不徳の致すところ

会場の手配はこちらが致します

漢字の「致します」は動詞であり、「する」という行為を相手に敬意を込めて伝えるときに使います。

一方、ひらがなの「いたします」は補助動詞です。

補助動詞はひらがな表記という決まりがあります。

ビジネス文書でよく使う「お願いいたします」の場合、「いたします」は「お願いする」という動詞の補助動詞なのでひらがなで書くのが正解です。




「宜しく・よろしく」漢字とひらがな

よろしく
宜しく

行政機関が書く公文書では「常用漢字表」にある漢字しか使いません。

「宜しく」は常用漢字表にない当て字です。

なので「よろしく」を正しく使いたいなら平仮名が正解です!




「出来る・できる」漢字とひらがな

できる学ぶことができる

捕まえることもできました

共有することができた。

できるだけ具体的に示す。

しつけができていない。

出来る出来

出来事

出来上がり

出来高

出来心

出来のよい作品

 

意味は同じなので、どちらでも間違ってはいません。

「出来事・出来上がる」などは漢字です。

文章の中で使う場合は、多くの新聞社や公文書ではひらがなの「できる」を使っています。

2 平仮名で書くもの
(1) 次のようなものは,常用漢字表に字種と音訓がある場合でも,仮名書きにする。
助動詞
~の様だ→~のようだ (やむを得)無い→ない
助詞
位→くらい(程度) 等→など(例示) 程→ほど(程度) 等
動詞などの一部
有る→ある 無い→ない 居る→いる,おる 成る→なる
出来る→できる 因る→よる 等
*引用元:「公用文作成の要領」

 

「上手く・うまく」漢字とひらがな

うまくうまくすると、

なかなかうまくいかず、

うまく伝わっていない。

上手く△*当て字・常用漢字外

漢字の「上手」は、“じょうず”と使うなら常用漢字で、“うまく”と使うと常用漢字外になります。

「うまくいかない」などは平仮名が無難です。

「下手・へた」漢字とひらがな

へた
下手下手に触れるととげが刺さって、

下手は常用漢字です。
「へた」は漢字で「下手」と書くのがおすすめです。

「為・ため」漢字とひらがな

ため解決するために話し合おう。

最近のことであるため

そのため

になる話。

自分のになる。

原因や理由を表す「ため」は形容名詞なので平仮名で書くのが一般的です。

「為になる」の為は実質名詞です。
実質名詞とは、形式名詞と違い実質的な意味がある名詞です。

「良い・よい」漢字とひらがな

よい書いてもよい

参考にするとよい

居心地がよかった

使ってよい

気持ちよく過ごせる。

よくない。

避けた方がよい

良い地頭が良い

成績が良い

仲が良い

ひらがなの「よい」は補助用語、接尾語

漢字の「良い」は一般用語

「持つ・もつ」漢字とひらがな

もつ予算がもつ

10年壊れずにもった

持つ自分の意見を持つ

お金持ちのあしながおじさん。

レシートを持ったお客さん。

 

「所・ところ」漢字とひらがな

ところ群生しているところを薄原といいます。

~と表現したところに味わいがあります。

どんなところに生かされているだろうか。

覚えておきたいところだ。

会社がある

コンビニがあるがいい。

ひらがなの「ところ」は形容名詞。

漢字の「所」は、位置や場所を指すときに使います。

「物・もの」漢字とひらがな

ものものの見方や考え方を深める。

~のようなものは。

様々なものがある。

友達への贈り

高価な

ひらがなの「もの」は形容名詞です。




その他・漢字とひらがなを使い分ける単語

漢字かひらがなか迷う言葉はたくさんあります。

  • たくさん・沢山
  • わかる・分かる
  • おもしろい・面白い
  • ように・様に
  • いただく・頂く
  • ほど・程
  • ほう・方
  • おいしい・美味しい
  • どおり・通り
  • および・及び
  • なお・尚
  • たち・達
  • つける・付ける
  • くらい・位
  • いる・居る
  • など・等
  • さらに・更に

こちらの文化庁の資料も参考にしてみてください。
文化庁の表記の原則

漢字と平仮名を「迷わず書けるメール術」

社会人となり仕事中(ビジネスシーン)で一番「漢字とひらがなの使い分け」を悩むときは、メールやチャットやLINEでのやりとりをする時。

この本には、よく使うメール文例が紹介されています。

あわせて読みたい

迷わず書けるメール術

まとめ・漢字とひらがなの使い分け方

パソコンやスマホでも日本語入力が進化して、いろんな単語が自動的に変換表示されましが、変換されたといってそれが正しいとは限らないのです。

「形容動詞や補助動詞の漢字はひらがなで書く」といった原則があります。

また、漢字が多い文章は読みにくいので、一部の漢字をあえてひらがなに変えて読みやすくしてもいいです。

漢字があるのにひらがなを使うほうが正しいなんて学校でも習った覚えもなく、意識しないと間違ってしまいますよね。

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